[近況] ねこたこ サウンドトラックの収録


 

 2016年にSFCゲームソフトの開発に参加してから3年以上が経過し、ようやく開発も終盤となりました。ちなみにTaco(仮称)の正式なタイトルは、海外名が「Taco !」日本名は「ねこたこ」に決まったようです。

 さて、サウンド開発に関してですが、これまではエミュレータ環境でのチェックしかやってこなかったので、今度は実機からのアナログ出力をRMEのインターフェースで受けて音を確認し、演奏をレコーディングするという試みをしました。サウンドテスト用のUV-EPROMカートリッジはPA Gamesさんよりお借りしています。

 実機からアナログ出力された音をモニターヘッドホンで確認したのですが、意外にもフロアノイズが気にならなかったのが驚きでした。子どもの頃の記憶だとノイズは常に乗っているイメージがあったのですが、ブラウン管テレビを経由していない音は、こんなに綺麗だったんだと知りました。

それでもSFC本体のDACの影響があるためか、実機の音の方が丸く、わずかに曇っていて、普通の感覚で聴くとエミュレータの音の方がクリアで良く聴こえるという不思議な現象が起こっています。

 色々と悩んだ結果、ねこたこのプロジェクトに関しては、実物の端子から出る音、つまり自分が子どもの頃に聴いていた音を信じたほうがいいだろうという考えで、実機からのアナログ出力を可能な限り高品質に収録するという方針にしました。

もちろん、収録には皆さんも持っていたであろう任天堂純正のステレオAVケーブルを使っているので、何から何まで本物の音です。ここまでくると、録音後にゲインを調整したりノーマライズをかけるといったことも蛇足な気がしたので、フェードが掛かっている部分を除いては、あえて実機から受けた波形のままの状態でCDに収録しています。結果、80年代のCDのような収録レベルになっていますが、お手持ちの端末で音量を増幅してお楽しみください。

 近々、これをM3-2019 秋という即売会のイベントにて先行販売する予定なので、ご期待いただければ幸いです。